ハイヤー運転手になるには

ハイヤー運転手になるには

ハイヤー運転手になるには 要人を乗せた黒塗りの高級車が静かに走る姿は格好良いものです。ハイヤー運転手に対してもスマートで格好良いイメージを持つ人は多いでしょう。仕事選びの選択肢としても、ハイヤー運転手には独特の魅力があります。まず、要人と日常的に接することができる仕事は多くありません。それから、庶民には到底手が届かない高級車を毎日のように運転することができます。車が好きな人にとっては堪らない職場環境でしょう。どうすればハイヤー運転手になれるのでしょうか。

まず、必要な資格としては普通自動車二種免許があげられます。自家用車の運転なら普通免許で事足りますが、有償で乗客を送り届けるためには二種免許を取得しなければなりません。二種免許の受験資格としては、まず普通免許を取得してから3年以上経過していることがあげられます。ただし途中で免許取消があった場合は停止期間を除きます。そして、視力の条件も普通免許より厳しいです。眼鏡をかけた状態の矯正視力が両眼で0.8以上、かつ一眼がそれぞれ0.5以上でなければなりません。このほか、深視力という奥行きを見る能力や聴力も一定の基準を満たす必要があります。免許自体はハイヤー会社への入社後に取得できることも多いので、必ずしも自己負担で教習所に通う必要はありません。

ハイヤー運転手になったら道路を知ることは必須です。タクシー運転手ならば乗客に道順を聞いて走行することは珍しくありませんが、ハイヤー運転手はそうはいきません。事前に伝えられている目的地を確認しておき、当日は乗客に手間をかけずに目的地へ送り届ける必要があります。乗車後に目的地を伝えられた場合でもさっと対応できることが望まれます。また、道路工事や渋滞等でスムーズに目的地へ向かえない事態は避けたいところです。乗客を滞りなく目的地へお送りするためには、走行する道路状況を熟知しておくことが欠かせません。タクシーとハイヤーの両方を扱っている会社の場合、まずタクシー運転手として道を覚えてからでないとハイヤー運転手になれないというルールを設けている会社もあります。

また、接客も高いレベルが求められます。タクシーよりも高価な分、上質なサービスが期待されるのはある意味当然と言えるでしょう。ホテルマン等の接客業経験者が転職してハイヤードライバーになることも少なくないです。そして何よりも重要なサービスは安全運転です。急停車や急な車線変更など、乗客を驚かせてしまうような運転は相応しくありません。余裕を持ったスマートな運転が求められます。他にも揺れの少ない車線を選んで走行するなど、乗客が心地よく過ごせるような工夫が必要とされます。サービスは運転だけに限りません。運転中は安全のため、後部座席に座る乗客へ顔を向けることができません。背中を向けた状態でも乗客に聞き取りやすい声で話すことも、大切な接客の1つです。マニュアルに従うだけでなく、その場に合わせた対応が必要とされます。

そして、どんな仕事にも辛いことはあります。ハイヤー運転手の業務で大変なこととしては、待機時間が長いことが挙げられます。例えばゴルフ場への送迎の仕事なら、乗客がゴルフをプレーしている間は車を待機させていなければなりません。暇だからといってその場を離れてしまっては、乗客が帰るのに支障が出ます。急用が出来て予定終了時刻より早く帰る可能性もあるため、いつでも対応できるように備えておく必要があるのです。タクシーのように乗客を探して走り回る必要がないため身体への負担は少ないですが、待つことを辛く感じる人にとっては厳しい仕事です。待機時間を自分の時間として上手に利用できる人に適した仕事と言えるでしょう。

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